使用する木材について

当工房では、国産天然無垢材を使用した家具作りにこだわっております。

木材料には様々な木の材料がボンドで繋ぎあわされた集積材と言われるものがあります。
かたや無垢板とは、山や森で育った原木(丸太)から、使用する大きさに挽き割った材料を指します。
古来より日本の建築文化に深く根付き、現存する歴史的な寺社仏閣もみな天然無垢材による木造建築です。
日本最古の木造建築物「法隆寺五重塔」など約1400年以上も立ち続けています。
天然無垢材は、こんなにも耐久性のある材料なのです。

無垢板一枚物は現在ではとても高価な材料とされています。

無垢材家具の特徴

無垢材家具の特徴は、素材が純粋に「木」そのものなので、長く使っていけばいくほど、木に風合いが出てきます。
これは経年変化といって、木の色に深みがでてきたり、逆に色が少し褪せたりと独特の風合いが出てくる現象です。

また、重くて、重厚感があり、頑丈なのも特徴です。

無垢材家具は、とても長く使用でき、何十年も愛用できます。
まさに、一生物の家具と言えるでしょう。

自然の木は、それぞれの厳しい環境で、枝葉ができ一本の木として成長します。
色の濃淡から木目、節、それぞれ個性がありますので、同じものはひとつとしてありません。

当工房では、これらを木ならではの『味』と考え、使う場所や用途などを考慮した上で使用致します。

自然塗料仕上げ

家具の塗装は、すべて自然塗料のオイルや蜜ろうで仕上げています。
オイルや蜜ろうで仕上げることで、木味という木の持つ本来の色が浮かび出てきます。

塗装すると自然塗料が木に浸透して、木の表面に塗幕を作らないので木が呼吸することができます。
これらは、植物性の塗料のため、人体に無害、アレルギーのある方にも安心してご使用いただけます。

素材感ある手触り、オイルのしっとりした感触、使うほどに増す味わい。
木本来の性質を損なうことなく仕上げていきますので、生きた無垢材家具をいつまでもお使いいただけます。

呼吸する家具

そもそも木というものは、伐採したら死ぬというものではありません。
伐採した時点で成長が止まるだけと思って下さい。

その後、家具となり自然塗料で仕上げたものは、成長が止まったまま温度や湿度によって膨張と収縮を繰り返します。

無垢材で作られた家具は生きています。
無垢材家具を置いた部屋には結露が出にくいと言いますが、それは木が呼吸し、部屋の湿気を吸ったり吐いたりして湿度を調整しているからです。
無垢材家具を作る場合は、もちろん反りや狂いがこないように製品に必要な乾燥を施した材を使います。

無垢材家具のお取り扱い注意点

設置場所について

水平な場所でご使用ください。水平でない場所で使っていると、強度が低下する原因となります。また、家具を移動する際は、引きずらないように床面から持ち上げて行って下さい。引きずって移動させると、脚の取り付け部分が傷む原因になります。

熱いものを置いてはいけません

無垢材家具は、高熱に大変弱く、家具の上に鍋などを高熱のまま直に置かれると、変色したり痕が残ったりしてしまいます。熱いものを置かれる場合は、厚手の敷物(鍋敷き等)を使用して下さい。

暖房器具の温風にご注意を

暖房器具の温風が家具に直接間近で当たらないようにご配慮下さい。極度に乾燥させると木にダメ―ジを与えてしまい、反りや割れの原因になってしまいます。また、お部屋が乾燥しすぎている場合は、加湿器などで湿度の調整を行って下さい。

直射日光について

家具が直射日光に長時間当る場所への設置は、変色やひび割れなどを起こし家具に悪影響ですので、できるだけ直射日光を避けカーテン・レース等で直接当たらないようにして下さい。特に日差しが強い夏場はご注意ください。

キズ防止のために

家具の上でボールペンなど硬いペン先のものを使用しますとキズが付くことがありますので、下敷きなどをお使い下さい。

テーブル上への敷物や飾り物について

自然塗料仕上げのテーブルの場合、テーブルの上にビニールなどの空気の通らない敷物は木の呼吸の妨げになり、シミ等の原因になります。もし、ご使用になる場合は、短時間でのご使用をオススメします。また、ガラスや陶器の置物なども同様です。

唯一無二のオーダーメイド家具制作

お客様の「こんな家具を作りたい、こんな家具が欲しい」を形にします。

TOP